ギャンブル依存防止と安全なギャンブルのためのガイドライン

目的
本ガイドラインは、オンライン・オフラインを問わずギャンブルを楽しむ読者が「依存症リスクを最小化し、責任ある遊び方を継続できるようにする」ことを目的として作成しました。


1. ギャンブル依存症とは

  • 世界保健機関(WHO)は全成人の約 1.2 %がギャンブル障害を有すると推計しています。依存症プレイヤーはギャンブル損失額の 約 60 % を占めるとされ、公衆衛生上の重要課題です。SBC Americas
  • 「負けを取り返そうとする」「借金が増える」「プレイ時間を隠す」などの行動は、依存症の早期兆候とされています。
#原則実践ポイント出典
1支出上限は世帯収入の 1 %/月例:年収 400 万円なら月 3,300 円まで(Home | Responsible Gambling Council)
2プレイは月 4 日以内週 1 回程度が目安(Home | Responsible Gambling Council)
3ゲーム種類は 2 つまでスポーツベット+スロットなど(Home | Responsible Gambling Council)
4明確な損切りラインを設定予算を超えたら即ログアウト
5時間制限 を設ける1 セッション 60 分まで
6気分転換の間隔を取るプレイ後 15 分の休憩
7アルコール・薬物と併用しない判断力低下を防止
8勝敗記録を付ける損益を可視化
9家族・友人と共有する透明性=抑止力
10自己排除ツール を活用クールオフ・入金制限など

ヒント:リスク評価に迷ったら、Responsible Gambling Council の「Lower‑Risk Gambling Guidelines Risk Assessment Tool」を活用しましょう。Home | Responsible Gambling Council

3. 早期警告サイン(セルフチェック)

  • 金銭面:クレジット残高不足、借入増
  • 感情面:イライラ・不眠・罪悪感
  • 行動面:プレイ時間の伸長、隠し事の増加
    上記が 2 週間以上続く場合は、専門機関への相談を推奨します。National Council on Problem Gambling

4. 依存リスクを下げるツール

  1. デポジット上限:週/月単位の入金額に天井を設定
  2. リアリティチェック:一定時間ごとにポップアップで残高と経過時間を通知
  3. クールオフ(短期休止):24 時間〜30 日の自発的ロック
  4. 自己排除(長期):6 か月〜5 年の強制アクセス遮断

5. 相談・支援機関

区分機関・サービス主な機能連絡方法
国際Gamblers Anonymous (GA)自助グループ/ミーティングオンライン・対面両方に対応 Gamblers Anonymous
米国National Problem Gambling Helpline24 時間ヘルプライン「1‑800‑GAMBLER」電話/SMS/チャット National Council on Problem Gambling
日本リカバリーサポート・ネットワーク (RSN)無料電話相談(パチンコ・パチスロ依存)平日 10–22 時 rsn-sakura.jp

ワンポイント

  • 海外オンラインカジノ利用者でも GA や RSN に相談可能です。言語や地域が不安な場合は、まずはメールやチャットで問い合わせてみましょう。
  • 緊急時(自傷他害の恐れ etc.)は迷わず 119(日本)や 911(米国)など救急通報を行ってください。

6. よくある質問 (FAQ)

Q1. 収入の 1 % 以上使ったら即依存症?

A. 1 % は「低リスク域」の目安です。単発で超えても直ちに依存症とは限りませんが、常態化すればリスクが高まります。

Q2. 家族にバレずに治療できますか?

A. GA・RSN などは匿名参加が可能です。プライバシーを確保した形で相談できます。

Q3. ビットコイン入金なら追跡されませんか?

A. ブロックチェーンは全取引が公開されます。匿名性は限定的で、損失額も自己管理が必要です(KYC 要求があるケースも多数)。

7. 参考情報(外部リソース)

元カジノ系開発会社のマーケ担当|SEO歴10年|金融KWで月商1,000万達成|簿記1級持ちの数字派|欧州在住|旅とポーカーが癒し|英大学院修了(心理学専攻)|思考と分析で勝負する人間